YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video - YouTube
2024年は昨年エポックメイキングして1年通して良く視聴していたYOASOBIを題材に楽曲分析を進めようと思っています。
YOASOBIは小説を原作(漫画、アニメ含む)としてコンポーザー:AYASE、ボーカル:IKURAで楽曲化して、さらにYouTubeのOfficial Music Videoではアニメーションとしてリリースされています。また多くは英語バージョンも作成されています。楽器隊のサポートメンバーも加えれば、YOASOBIと言う大きなプロジェクトと捉えられます。
今回は、YOASOBIの「夜に駆ける」の歌詞に対する感情分析をChatGTP3.5にさせてみました。下記のサイトの記事を参考にしました。ChatGTPは基本的には無茶振りしても答えてくれますね。信頼性の確認に課題はありますが。
www.wizard-notes.com
「夜に駆ける」の原作小説はsony musicが運営するmonogatary.comに掲載された「タナトスの誘惑」です。
タナトスの誘惑 | 物語詳細 - monogatary.com
タナトスとはギリシャ神話に登場する死を擬人化した神で、フロイトの用語で、生の本能に対する、無機物の不変性に帰ろうとする死の本能(衝動)のことだそうです。バンドを解散してどん底を経験したAYASEがこの小説に共感して強い想いでこの曲を作ったのではないかと思われます。
ChatGTP3.5への入力と回答
入力
参考サイトの記事と同じく下記を入力しました。非常に簡便です。
"あなたは、歌謡曲の歌詞および作曲の専門家です。
これから歌詞を与えるので、その歌詞を一般的なひとが見聞きしたときに感じる感情について、次の6つの感情特徴量を算出してください。特徴量はすべて1-10までの整数であり、その感情を強く感じる場合は10を、感じない場合は1を算出してください。
ー怒り
ー嫌悪
ー恐れ
ー幸福感
ー悲しみ
ー驚き
「夜に駆けるの歌詞」"
回答
"ー怒り 2
ー嫌悪 3
ー恐れ 4
ー幸福感 7
ー悲しみ 8
ー驚き 6
"
「夜に駆ける」の歌詞は悲しみや寂しさ、切なさ、驚き、そして希望が交錯していて、小説を反映した歌詞にもストーリー性があります。ChatGPTの分析は概ね納得です。
ちなみに、ChatGPTに分析した要素について尋ねると、1.別れと寂しさ、2.時の経過と記憶、3.希望と未来への期待、4.感情の変化、と回答しています。
ChatGPT3.5の感情分析結果でYOASOBI各曲の位置づけをUMAPで表示
高次元データの次元削減や可視化の手法として、UMAPは非常に便利です。Pythonのプログラムで8項目の感情項目データから2次元のプロットで表示してみました。各曲の感情分析結果からの位置関係を視ることができます。
「夜にかける」の側には、「優しい彗星」、「ハルジオン」、「ミスター」、「もしも命が描けたら」、「アンコール」などがあります。YOASOBIの曲のなかでは切なさの強い曲が並んでいるようです。